小学生になるということ
子供が産まれた瞬間のことを覚えている。
お腹から出てきて「うぎゃー!!!!」と人一倍大きな声で泣いた我が子を
助産師さんが私の目の前に連れてきてくれた。
その瞬間、私の目からは意図せず涙が流れた。
あれから約7年。
この前卒園式があった。
今年、息子は小学生になる。
この7年。
必ず私の傍にいた息子。
抱っこして、手を繋いで、色々なところに行った。
4月になって、入学式はまだだけれども、小学校の学童保育に通えることになった。
小学校は当たり前だけれども、一人で行くもの。
今日、息子は産まれて初めて一人で出かけた。
「行ってらっしゃい」と声をかけ、窓から信号を横切るまで見送った。
帰りも一人で立派に帰ってくるだろう。
成長して私の元から離れていく息子を見て、とても不思議な気持ちになった。
これからもどんどん大きくなって、できることがたくさんになっていく。
初めて出会った日。首が据わった日。はいはいした日。初めて歩いた日。
たくさんの思い出をありがとう。
これからもこれまでも、たくさんの思い出をありがとう。
産まれてきてくれてありがとう。
こうやって、命は繋がっていく。