あかちゃんのおくつ
この前買い物に行った時、ちっちゃい子の靴がお店の中に落ちてた。どこか近くに落とした子がいるのでは?と思ってます探したら、片っぽ靴がない子を抱えたお母さんがいたので声をかけた。
そしてふと思い出した。あきちゃんが小さかった頃、ベビーサインを習いに行っていた。なかなか覚えてくれなかったのだが、「くつ」だけは覚えた。ある日、あきちゃんを抱っこして歩いていると、あきちゃんが突然「くつ」のベビーサインを何度もやっては私の顔を覗き込んでいる。「くつ??」とあきちゃんの足元を見ると、靴が片方なくなっていた。まだ喋れないわが子が、靴が足から落ちてなくなったことを私に知らせていたのだ!!振り返って道路を見てみると、道路に片方落ちていた。
まだ喋れないような小さな子供でも、ベビーサインは使える。大人の話す言葉をわかっているけれど、おしゃべりがついていっていないだけなのだ。まだ喋れない我が子と会話をしたあの奇跡の瞬間。感動した。
今まで忘れていたけれど、あんな日もあったのだと思い出した。そしてまた子供が愛おしくなるのだ。
子育てとは、こんな奇跡の繰り返しだ。